『ナツちゃん行こうか。』
ミツルさんが私に言った。



私もそれなりにこなしていく。
ひとつひとつ、
3人が重なるように、
息を揃えて。



集中して、ミスをカバーして。
大丈夫。私たちは。



同じ空間で踊れば、
それは
絶対的な仲間なんだ。



所要時間1分半。
今の私たちを出し切った。



あれ?拍手の音がデカい。
って思ったら、
出番を終えたヒップホップチームが
こっちを見に来ていた。



終われば3人ハイタッチ。
悠も笑顔を向けてくれてる。
先輩たちに支えられて
踊りきることが出来たんだ。