『連れて来ましたよ先輩。でもマジで俺と組んでますから、ナツは。』



ん?どういうこと!?



悠の言葉を理解するのに
少し時間がかかる。



相手は3人いるけど
真ん中の1人と
悠は知り合いのようだ。



そいつは私に言った。



『森川ナツさん…だよね?驚かせてごめんね。久しぶりに悠と再会してさ。ダンスなんか始めちゃってるからビックリしただけだよ。コイツ、下手でしょ?昔から鈍くさかったからさ。』



はぁ!?
ていうかテメー誰目線だよ!
ムカツク!



っていうのは顔に出さず、
チラッと悠を見た。



黙って聞いている。
笑ってない。



まぁ、誰だって
いい気はしないわな。