ポッピンについて
あーだこーだ
説明してたら後ろから
トントン叩かれる。



振り向くとそこには
しかめっ面した
悠が立っていた。



『ん?』



『いや…向こうにいる人たちがナツ紹介してって。』



と、親指で差しながら言う。



『えっ!さっきみんなの前で1人ずつ自己紹介したじゃん…。』



『いや、いいから。』



いつもとは違う雰囲気で
私の腕を持ち、
どんどん歩いて行く。



連れて来られたのは
他校の3年生の前だった。