『今さらだけどさ、この舞台にナツと立ててること。』
『ん……。』
黙ってストレッチを続けた。
恥ずかしさを紛らわすためだ。
『ホント、ありがとな。ついて来てくれて。』
普通な顔してサラリと言うから
なんか調子狂う…。
『なに?どしたの?らしくないじゃん!?』
ほら~、可愛げないこと
言っちゃうじゃん。
『らしくないってなんだよ。たまには俺だってこういうこと言うんだよ。』
首をコキコキ鳴らしながら言う。
笑ってるケド、悠だって
ちょっと赤いじゃん。
『うん…。じゃあ恥ずかしいケド私も。言っとくケド1回しか言わないからね?』
『ハハハ~!なに?』