『ひゃあ…マジかよ。泣くなよナツ~!…仕方ねぇなぁ…。』



ポロポロこぼれ落ちる私の涙を隠す
ように、優しく悠は抱きしめてくれた。



悔しいのは私も同じだよ…。



『悠は…カッコ悪くなんかないよ。』



『…そうなの?その割にはモテねぇな~。』



泣きながら笑った。



『泣いたり笑ったり、忙しいヤツ。』



『悠…次も頑張ろうね。』



『ん…。ナツが一緒に踊ってくれんなら頑張ろうかな。』



見上げると、ニカッていつもの笑顔。



『絶対一緒に踊るんだってば。』って
突っ込んでみた。