『悠……!』
振り向くと同時に、私は悠を
抱きしめていた。
『え?えっ?えぇー!?』
完全にパニクる悠かウケる。
でも、何か伝えたいんだよ。
言葉より先に体が動いちゃったケド。
『悠。ありがと。』
『うん…。結果は悔しかったけど、ナツと踊れてよかった。それだけは満足。』
ポンポンと頭を撫でて言ってくれた。
『私も、超気持ちよかった。ていうかさ、同じ気持ちなんだから1人で泣かなくていいんだよ。』
『ななな、泣いてねーよ!』
体を離して反論する。
『ウッソだぁ!目赤いもん!』
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