ジッとその時が来るのを待つ。 きっとみんな、今だけは同じ気持ち なんだろう。 鼻の奥がツンとした。 ヤバい…泣きそう。 だって、ここまで来れたの 悠のおかげだもん。 “一緒に甲子園行かねぇ?”の一言で 私たちの関係は始まったよね。 ふわふわした夢のような世界で、 悠は私に本物の夢を与えてくれた。 気付かない間に悠は その中での輪郭を描いてて その中心で私は踊っていた。