『大丈夫。ステージの上では、俺とナツは2人で1つだ。怖いもんは何もねぇ。そうだろ?』
そうだよ。
いつだってそうだった。
そうして、
乗り越えてきたの、私たち。
だから今回も、
呼吸を合わせて、悠だけを信じて踊る。
2つの体、両手両足で
私たちの世界を伝えるんだ。
無言で私は頷く。
そして私たちは、
夢の舞台へと足を進めるの。
悠の後ろについて歩いていく。
次第に眩い光に包まれて、
大歓声の中、各地区代表チームが
ステージの上に上がる。
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