[総太郎・・?]


[黙れ]


冷めた目、怖い目、
光の宿らない悲しい目。


ワンピースを無理矢理
脱がされた、あたしは


どうしたらいいか分かんなくて
ただ、ヒックヒックと
泣いていた。


[やめて・・やめてよ総太郎ぉ]


[うるせぇんだよ!!]


[ぃ・・や]


[あっ・・ゴメン!!
ゴメンな美弥っ!!]


そう言って 総太郎は、
あたしの体をぎゅっと
抱きしめた。


好きだった・・はずなのに


抱きしめられてる体は震える。


怖くて・・怖くて震える。


何度も謝る総太郎。


一度でも、どんな些細なこと
でも、
裏切るのはダメなこと。


ゴメン・・総太郎

あたし、もう信じられない。

ごめんなさい。