彰とは中学1年の時に出会った。
2つ年上の表向きはすごくいい人で、支えのなかったあたしにとっては頼れる存在だった。


あたしは彰を信じきっていた。


でも彰は精神的に不安定で喧嘩のたびにあたしを殴るようになったんだ。

気が済むとあたしに謝って、これからはしないって毎度同じことの繰り返し。


それでも初めての支えをそう簡単に疑うこともできなかったあたしは彰の暴力に飲み込まれた。



しだいに暴力は酷くなり、
首をしめられて殺されかけた。



あたしは信じることができなくなったものの
逃げる術をなくしてしまったんだ。