春樹 ――…わかってんだろ
拓海 …………
春樹 あんなふうになるまえに気づくべきだったんじゃねーのか!
松永は間違っちゃいない。
そうだ。俺が…
ドガッ…!
拓海 …………っ
松永の拳が俺の頬をつく。
春樹 しけた面してんじゃねーぞ。――…お前しかいねーんだ
拓海 ――…
春樹 ……花森には…………俺じゃだめなんだ………
拓海 …………っ
春樹 …………………全部聞いてやれ。
拓海 ……あり…がとう……。
春樹 …………っ
拓海 あんたがいなかっら…おれ……っ…美桜を失ってたかもしれないっ………!…………ありがとう