でも、もう少し怒っても良かったのに。







美桜 …それはしょうがないよ。拓海は人気者だからさ。







俺は絶対こんなこと言えない。


美桜が他の奴と、事故でも、何かあったら―…



俺は絶対相手をぶっつぶす
それから…、美桜を許せないかもしれない。















拓海 ―――…ごめんな






だから、美桜が許してくれても俺は謝る。







美桜 もういーよ。








そういって俺の胸に顔を埋める美桜を抱きしめた。