千夏 ――…座って。



京平 ありがと。――…えっとさ、…拓海と美桜ちゃんのことなんだけどさ――…








千夏 ねぇ…あれさ……



京平 俺ガキんころから拓海といるけど…


努力家だし、人気者で、人望あるし、まぁ昔から口は悪いし、女ったらしでダメな奴だったけど…、

俺はそれでも拓海を親友だと思ってる。


――…それに美桜ちゃんと出会ってあいつ、すんげー悩んで努力してんの、俺みてきたよ。


……女の子ってああいうの聞いたら、その…引くと思うし、いい気はしないと思う。

それは拓海も俺も反省してるよ。千夏ちゃんも見ただろ…?


――…あいつ、美桜ちゃんにまぢなんだよ。


だからさ、―…千夏ちゃん、美桜ちゃんに少しでいいから話してくれない?

俺、今まで拓海と付き合ってて…こんなん初めてだから、どうしたらいいかわかんなくて…。




千夏 ――…京平




京平 お願い―…!