美桜 ――…っ








その時、さっきまで不機嫌だった拓海が凄く心配そうにあたしを覗き込んでくる。










拓海 美桜―…?











春樹 美桜ちゃんも怖かったらこっちおいで?



美桜 ぁ―…



千夏 美桜っおいでっ!ぎゃーっ













拓海 いーの!美桜はここで俺と見てるから!












そういってあたしの手を握った。














拓海 ――…大丈夫?














美桜 ――…あたし怖いの平気だから















拓海もあたしと同じことを考えてくれてるんだね。



大丈夫だよ…?
一人じゃ押し潰されそうなことでも、今は拓海がいてくれるから。















なんにも怖くないよ













春樹 ―――…