そして俺達はあるところについた。
一度来たことがある。
美桜 おばあちゃん―…
おばあちゃん…?
もしかして…親戚の?
美桜 今日はね、あたしの大事な人を連れて来たんだ。―…拓海っていうの。
そういうと俺を見上げる。
美桜 ……あたしのお母さん。
拓海 …………ん
俺は美桜の横に腰を下ろして、手を合わせた。
美桜を育ててくれて
ありがとう
おかげで美桜に
出会う事が出来たんです。
俺は心の中で呟いた。
――――……
……海に行きたい
そんな美桜のリクエストで海に向かった。
初めて二人で来た海だ。