「めんどくせぇことは嫌いだ。それと、皆に不快感は与えたくねぇ」

「…は?何言ってるか分からないわ…まぁ、メイクしてあげるから…動かないで」

「はぁ!?いいって!!マジいいって!!」

「炬哲ー茉莉子ちゃんにやって貰えよ〜(笑)」
「哲なら似合うでしょ(笑)」
「真知田、メイク上手いしな〜」
「茉莉子ちゃん、綺麗にしたげて〜(笑)」

何で皆笑ってんだよ…
面白がってんな…?クソ。
つか、榛いねぇな…

クラスを見渡してみる。

ふぅ…何か安心?

「あら、元が良い人にするメイクよ?驚かないでね?」

にっこり笑ったマリコは、未知の世界の入口…つまり、メイクポーチを開けた。

「や、や、やめろぉおおおおおっ!!!!(泣)」