『別れよう。』


ぇ?
何言ってんの? コイツ。
あたし振られた事無いんだよ??

馬鹿じゃないの?
頭大丈夫??

こんな一言で・・・
 あたしが・・
 あたしが 泣くわけ無いじゃん。

 泣くわけ…ない。

『…なに? 嘘でしょ? 何いってるの?』
あたしの目からは涙があふれていた。
 この3年間
  すべてを州に捧げた。
 将来をともにすると 誓った。
冗談? 馬鹿?

『…。』

 なんか言えよ…

『やっぱ馬鹿。 州馬鹿だよ? あたしみたいな女めったいないよ??』
『ぅん そだね。だから好きになった。』

『ッ っじゃぁなんでッ ねェ しゅう-…』

泣きじゃくるあたし。
 それを見る他生徒。 そんなのどうでもいいよ。
   今は州があたしを見てくれれば
     それでいい。

『ゴメン。 好きな奴ができた。 叶?俺じゃない…将来性の在るいい奴と幸せになれよ・』

 州はそういうと あたしの頭を撫でて 消えた。

  州の歩く先には 20歳くらいの綺麗な人がいた。 
 
  州とその人は仲良さげに 消えていった。



 しゅう? 州は本当に バカ。
    最初からこんななら
  つきあうなよ… 辛いおもいするだけじゃん?
    そんなんやだよ。

 あたしは 誰と 幸せになればいいの…?