秋。

この間まで緑に咲き乱れていた山。
 もう あっという間に茶色や赤や黄色に染められた。

『俺等さぁ…冬になったら卒業だよ-』
『だね- はやいなぁ…』

あたしの口調も柔らかくなっていた。
 本当にあたしって… 優しいよね-・・

『なぁ 今日はどこいく-??』
『ん~もぅ色々行き過ぎて…州のオススメで良いよ~』
『ふ-ん…ぅ-ん…あ!! じゃぁ ン!!』

州はあたしに手を差し伸べる。
 あたしも ニコっと微笑みそのてを握る。

まださぁ 1つ季節が過ぎただけなのにね。
 ずっと一緒の気がする。
今までも。
    これからも…