「え…」



龍二はそのままあたしから離れる…




「…」


「…」




「あたしだって龍二が引っ越してからあんたんこと忘れたこと
なかったし、好きだよ…」



最後らへんは小さくて聞こえてなかったと思う…。





でもそれは聞こえていた。





「ばぁか、それ早くゆえよな」