「それって、結が拓也のこと好きだった時じゃん。」
時が皆の行動が止まったように感じた。
確かに、私は拓也の事が好きだった。好きで好きで堪らなかった。
でも、拓也は朝早くから学校へ行き練習をするほどサッカーが好きだったから…私の想いを伝えるなんて無理だった
朝だって今まで一緒に行ってたのに、朝練があるからと言って先に行くようになった拓也。
私が、一緒に行きたい。なんて言えなかった。
サッカーが恋人とでも私に見せつけるように、練習する拓也。
堪らなく胸が痛んで痛んで悲しかった。
そんな時に告白してくれたのは、榊原先輩だった。
その時は、心が痛んでいたとかじゃなくて自分を思ってくれる人がいるなんて…。と思って
本当に嬉しかった。
だから、今こうして榊原先輩と付き合ってるしちゃんと好きだ。