勇樹「それにしても…懐かしいなぁ」
祐樹「ん?」
勇樹「大きくなったな」
祐樹「そりゃそうだよ♪もう16だよ(^w^)」
勇樹「相変わらず男っぽさだけは変わんねぇーけどな(笑)」
祐樹「ちょっ」
勇樹「俺も伸びたもんだな♪」
祐樹「何が?」
勇樹「背♪祐樹が縮んだ?(笑)」
祐樹「もうっ」
勇樹「冗談だよ(^w^)はははっ」
祐樹「ふふふ」
変わってないな…勇樹
でも背は凄く伸びてる
昔は同じ高さで
本当の双子と間違われたりもしたな…
懐かしい(^w^)
勇樹「ついた♪ここが理事長室だぜ」
広っ!!
目の前にはまた広い広い建物が…
てか理事長室だけで別の校舎って…
勇樹「広いだろ(^w^)」
祐樹「うん」
勇樹「入ろっか♪」
コンコン
勇樹「じぃちゃん!!俺!!」
じ「はいれ~」
勇樹「いこ♪」
あたしと勇樹は理事長室へ入った
じ「じぃちゃん言うなぁ勇樹~」
勇樹「へいへい♪祐樹つれてきたぜ」
祐樹「こんちわ…」
じ「おお!!祐樹!!久しぶりだなぁ」
祐樹「は…はぁ…」
勇樹「お前、じぃちゃんのことまで忘れてるだろ」
ギクッ
勇樹「また図星かよ」
祐樹「ははは…」
じ「無理ないだろぅ何年も会ってないからな」
祐樹「すみません」
じ「とりあえず自己紹介♪わしは“二宮 弘樹 にのみや ひでき”じゃ」
祐樹「よろしくお願いします」
若いなぁ…
勇樹「じぃちゃん!!早く祐樹に伝えないと!」
じ「そうじゃな」
おじいちゃんは急に真剣な眼差しになった
祐樹「え?何?」
じ「祐樹…お前をわしが引き取ることになった」
祐樹「うん」
じ「見てのとおりわしはこの学園の理事長じゃ」
祐樹「うん」
じ「それで…祐樹にお願いがある」
祐樹「なに?」
じ「男として生きなさい」
え????
ちょちょちょちょっと
じ「戸惑いを隠せないのはわかる。ビックリしただろう」
そりゃビックリするでしょ!!
男としてって
祐樹「どういうこと?」
勇樹「ここは男子校…つまり女子は立入禁止なんだ」
じ「わしが引き取ることになった代わりに祐樹が男としてここ櫻宮学園に通ってほしい」
祐樹「で、でも」
じ「不安にさせてすまない…」
勇樹「大丈夫だよ。俺がついてるから」
勇樹…
祐樹「でもあたし…やっていけるか自信ない…」
じ「その為に勇樹をパートナーとして呼んだんだ」
勇樹「そういうこと♪だから大丈夫だよ」
祐樹「……うん」
じ「何かあったらいつでもここに来なさい」
祐樹「…はい」
あたし…やっていけるかな…?
勇樹「さっ早速行きますか♪」
あたし達は理事長室を出て
すぐ近くの中庭にいった
中庭も広い広い…
勇樹「ある程度、学園の事を簡単に説明していい?」
祐樹「よろしくお願いします」
勇樹「この学園には
中央棟…職員室や理事長室がある所
授業棟…授業をする所
体育館…その名の通り
寮棟…みんなの寝泊まりする所、家
サークル棟…みんなが集まる所
中庭、運動場とかがあるんだ♪」
結構あるな
勇樹「クラスは3種類に分けられていて
1つは…普通クラス
もう1つは…スポーツクラス
最後は…芸能クラス
ちなみに俺は普通に入る予定♪」
じゃあ、あたしも…
勇樹「それと、男子校だからあたしとか使ったらオカマと間違えられるからな(笑)」
祐樹「じゃあ…俺?」
勇樹「ま、そういうことになるな♪」
祐樹「はぁー…」
勇樹「そうため息つくな俺がいるから」
祐樹「うん…」
勇樹「俺のこと、頼っていいから♪昔みたいに♪」
祐樹「ありがとう」
じゃあ
お言葉に甘えて…(笑)
祐樹「いっぱい頼るから♪(笑)」
勇樹「おう♪」
ピーンポーン
~今日、入学される生徒の方々は体育館へとお集まり下さい~
勇樹「だって行こう」
あたし達は体育館へ向かった
体育館の中には
今年櫻宮学園に入る生徒でいっぱい
もちろんみんな男だけどね
祐樹「クラスって自分で決めれるの?」
勇樹「俺もそこはわかんね…」
祐樹「お…俺…勇樹と一緒だよね?」
勇樹「……俺にはなんとも言えないな」
うそー
あたし一人だったらどうしよ
じ「みなさん、おはようございます」
全「おはようございまぁす!!」
じ「おぉ元気がいいのぅ(^w^)
今日からこの櫻宮学園に入学する事になった諸君。この三年間は、君達の実力を大いにいかしてほしい!
君達の先輩達も、沢山の成績をおさめておる!
君達も先輩に負けないよう、頑張りなさい」
全「はい」
先生「では、それぞれのクラスを発表しますっ
まずは普通クラス………」
次々に名前が呼ばれていく
一応…普通クラスを希望してるけど
そう思っているうちに普通クラスの生徒は呼び終わっていた
……え!?
先生「続いて、スポーツクラス………
………櫻井勇樹」
勇樹「はいっ」
えっ!?
勇樹スポーツなの!?
あたしは???
先生「続いて、芸能クラス……」
え!?
芸能!!??
先生「…二宮祐樹」
祐樹「は…はい」
うそ………
芸能だなんて…
あたし…無理だよ!!
祐樹「勇樹…」
勇樹「仕方ないな…」
どうしよ…
やっていく自信ないよ…
先生「それでは各自クラスへ移動して下さい」
勇樹「……じゃあななんかあったらいつでも言えよ」
祐樹「う…うん」
あたし達は各自クラスへ移動した
勇樹と離れるなんて…
しかも芸能クラス…
後先不安だらけだよ……