あたしのお隣りさんは

あたしと同い年の男の子


生まれた時からずっと一緒

離れるなんて想像もつかなかった

ずっと一緒だと
思っていたから…






亮太「俺…ここ出るわ…」

この事を一番に教えてくれた亮太

でもあたしは納得いかなかった

だからあたしは

亮太を困らせるくらい

大粒の涙をたくさん流したんだ

行ってほしくなかったから





それでも君は

行ってしまったんだね…


あたしがどれだけ泣いたか…

あなたは想像できる?



でもあたし知ってるよ?

別れの電車で

泣いてたでしょ?







亮太「必ずむかえに行く」


あなたはこの一言を残して

行ってしまった



絶対守ってね

この約束…






あれから5年…


あたしは20歳になった

もちろん亮太も


でも
亮太は帰って来ない


空「むかえに行くって言ったじゃん…」

拓「ん?どうした?空」

空「ふふ…なんでもないよ」


そう
あたしには彼氏がいる


平松 拓
ひらまつたく


一つ年上の頼れる人


もう5年も待ったんだから
彼氏くらい…いいでしょ?


あたしはずっと
待っていたんだから







でもやっぱり…
5年たった今でも変わらない事があるの


拓「またケータイ見てるの?」

空「うん…」


もしかしたら
亮太からメールか電話がくるかもしれない


拓「空は一途だな…」

空「そんな事ないよ」

拓「ううん…俺はそんな空に惚れたから♪」


拓はいい人

あたしがまだ
亮太を忘れられない事を知っていても

あたしと付き合ってくれる







いつになったら
むかえに来てくれるんだろう…


あたし…待ちくたびれたよ


亮太…会いたい







何度も忘れようとした


その分
何度も泣いた


きっと亮太はモテるから

遠くで女とかいると思う


それでもあたしは

諦めきれないんだ


亮太はあたしの
“特別”だから







ある日


あたしは亮太とよく遊んでいた近くの公園へと足を運んだ

ここにいたら
亮太に会える気がして…



空「亮太…」



肌寒い風が
誰も乗っていないぶらんこを揺らした


はぁー…

今日も来なかったな

寒いし…帰るか…



あたしが公園のベンチから離れた時

かすかな声が聞こえた


空って