とりあえず人と接するの苦手だから二階に逃げよう。
立ち上がって部屋を出ようとすると腕を捕まれた。
「さわんな。」
思わず金髪の人を睨み付け言ってしまう。
「おい、友華!由貴さんに何言ってんだよ、」
びっくりしたように湊が止める。
ふーん。由貴って言うんだ。
関係ないけどね。
てか、いい加減離してよね!
まだ離してくれない右腕を見つめる。
「いい加減にしとけよ、由貴。
嫌がってんだろ。」
そう言ってきたのは、黒髪の方で。
由貴って人は、しょうがねー。なんて言いながら手の力を緩めた。
その隙に横を通り抜け二階の自分の部屋に行く。
あんまり、人と話すの苦手なんだよね。
由貴さんって人には申し訳ないけどね!