――ユウナの家で豪華な夕飯をごちそうになり、夜の10時頃、3人は帰り支度をした。


「今日は、ありがとな!
ケーキめっちゃうまかった! 」


「くすくす。いいえ。
もし、なんでしたらケーキ持って帰ります? 」

まじで?

「いいのか!?
母さんにも、食べさせたいと思ってたんだ! 」


めっちゃ嬉しい。


「構いませんよ!
なにになさいます?
イチゴショートと、チーズケーキと、モンブランと、イチゴのタルトと、チョコレートケーキでいいですか? 」

「そんなにいいのか?
ユウナ大好きだぜ! 」


あたしは、ユウナに抱き着いた。ユウナは少し照れながら微笑む。


「くすくす。私もナズナちゃん大好きです。
あっ、皆さんもいかがですか? 」


ユウナは、箱にケーキ10個を詰めた。


「ってかさ、ナズナまだ食べるの?
さっき、ケーキ10個以上食べて、そのあと夕食もちゃんと食べてたじゃない。
私は、いいや。
たくさん、いただいたし」


モモカが、呆れた顔をしている。
まぁ、あたしは全然気にしてないが。

「じゃあ私は、ちょっとだけ貰ってこうかな! 」


ユウナは、アイリ用にケーキを5個箱に入れた。



あたし達は「「ありがとう」」と言って、ケーキの箱を受け取り、それぞれ帰宅した。


あたしは、帰ると母にケーキを渡し、すぐに寝た。