……みんなはケーキを1個食べ、勉強に戻ったが、あたしだけは、まだ大きな皿にのったいろんなケーキを食べている。
だって美味いんだもん。
「ナズナ~少しは勉強しなさいよね!
ってか、ここ教えて欲しいんだけど……」
モモカが、あたしに質問してきた。
「あっ!
私も、ここ分かんないんだけど! 」
続いて、アイリも質問してくる。
「あぁ……これは、答えが、(x+8)(y+12)だから…………」
あたしは、聞かれた問題を全部教え、自分の勉強は一切せず、暇なときは、ケーキを食べていた。
ショートケーキを頬張っていると、ユウナが、とても難しい問題を質問してきた。
「食べているところすみません。
ナズナちゃん、これ分からないんです」
「うん?
あぁ~これ難しいな。あ~で……こうで……」
ぶつぶつ言って考える、あたし。
「あぁ、そうですわ。
これでどうでしょう」
「あぁ!
そして、答えがこれだから……出来た! 」
「わぁ!
すごいですわ!さすが、ナズナちゃん! 」
ユウナは、喜んでいた。
モモカとアイリは、なんだかぽかーんとしている。