「ここの略だろ? 」
「そうですわ」
「それなら、『私は、その老婆の言うことを信じられなかった。なぜなら、老婆は、みすぼらしい恰好をし、髪は抜け落ち、痩せこけた顔をしていたからだ。』だろ」
「「……」」
ユウナ、モモカ、アイリが目を見開いている。
え……っと。
何?
「なんで出来るの?
モモカ、ナズナだけは、勉強できない同志だと思ってたのにぃ」
「すごいよ!
授業中、毎日寝てるのに」
アイリが、驚いている。
「ん? これくらい簡単だろ」
「あーここに天才がいる」
「はぁあ!? 」
「世の中って不公平よね、私なんて勉強しても出来ないっていうのに……」
モモカとアイリがボソボソと呟いた。