会話が途切れて、沈黙になった。 やっぱりコイツとは関わるべきじゃなかったのかもしれない。 昔の私を知っている人。 ナズナが好きだった相手。 帰ろう。 そう思った時…… 王子が、あたしの持っていた、ボールを奪って、シュートを決めた。 「……?? 」 「勝負しよ! 」 あたしは、訳が分からずポカンとしていた。