その場が凍りついたところで、部活紹介が終わった。
「なんだったんだ?
あのズラは? 」
まじウケるし。
「ナズナ~笑いすぎだからぁ! 」
「モモカだって笑ってんじゃん。
あぁ~腹痛ぁ~。
ってか、茶道部あれで確実に部員入らなね~な」
「可哀相に……」
アイリが気の毒そうに言った。
「はぁ~。
今日も、やっと終わりかぁ~。
長かった。早く帰ろうぜ!」
「まだでしょ~。
クラス委員決めるらしいよ~」
アイリの一言で、テンションが滑り落ちる。
めんどくせぇ~なぁ。
「げっ……まじっ?
まだなんかよ?
でも、すぐだろ、アイリ? 」
「……多分」
アイリは、言葉を濁らせた。
体育館から教室に帰ってきて、クラス委員が、すんなり決まり、帰りのホームルーム。
「明日から、通常の授業が始まる。
教科書を忘れないように!
それから、明日から、部活見学も始まる!
どの部活を見学するか、どの部活に入りたいか、考えておけ! 以上! 」
「起立。礼」
「「さようなら」」
こうして、長かった学校2日目は、終わった。