「どういうご関係で?」
ユウナが話しに入ってきた。
「関係ってゆう関係はね~よ!
知ってる程度だ……」
あたしは、あくまで関係ないということを強調したかった。
「ナズナの彼氏? 」
今まで黙っていた、モモカが口を開いた。
「ちげ~よ!」
ありえね~し。
「ほんとに? 」
「おう! 」
あたしが即答すると、モモカは満面の笑みで……
「じゃあモモカが、狙ってもいい?」
「ど~ぞ。お好きに」
あたしには、関係ないし、興味もない。
「やったぁ! みんな応援してね! 」
「出来る程度でな! 」
ダチに協力するのは当たり前だろ?
「うんっ! 応援してるよ! 」
「やったぁ! 約束だよ! 」
「おう! 」
軽い約束しちまったけど……まぁ、いいよな。
「……」
このやりとりを黙って聞いていたユウナは、なぜか複雑そうな顔をしていた……。
それから、あたし達は体育館に向かったんだ。