トモカは、びっくりした顔をする。
バツが悪くて、あたしは、すぐにトモカから目を逸らし、窓の外を見つめた。
外は、晴れているのに、ぽつぽつと雨が降ってきていた。
「分かったわよ!
そうだ!
今日は、新発売のお菓子持ってるんだ! 食べよ~」
トモカは、¨あのこと¨の論議を諦めたようだった。
ごめん。トモカ。
そんな顔させるつもりじゃなかったのに。
「おっ! じゃが●こ、梅味じゃん! これ食ってみたかったんだよね。
うまそぉ~。
いっただっきまぁす! 」
「アハハ!
ナズナ食べんの早っ!
私にもちょ~だい」
あたし達はたわいもない話をしながら、お菓子を食べた。
この後、ゲームをしたり、テレビを見たりして、トモカが帰った。