体育館一階に着いて、バスケの対戦表を見た。今、2回戦が終わったところだった。うちのクラスは、順調に勝ち上がってるらしい。
次は、準決勝。相手は、1―3……トモカのチームじゃねぇか?


「ナズナちゃんに、助っ人を頼みました!
強さは、ハンパないです」

カリンが、あたしを紹介する。

「「よろしくね」」

メンバーが、挨拶をした。

バスケ出場メンバーは、みんないい子達ばかりで、あたしを悪く言う人はいなかった。
あたし、今クラスの一部に嫌われてるからね。
応援席からは、なんで、あたしが出るんだってブーイングの嵐……だけど、そんなん気にしない!むしろ見返してやる!