夏休みが終わり、2学期が始まった。
あたしは、いつも通り、遅刻ぎりぎりで、学校に到着した。



教室に入ると、なぜかクラス中の、注目を浴びた。
廊下でも、なにやら嫌な視線を向けられ、新学期早々、なぜか注目の的だ。




あたし何かした……?
ってか、みんなの様子がおかしい。

あたしを見て、こそこそ、内緒話しをする人もいる。






あたしは、クラス中の視線が気になって…どういう訳か、ユウナに聞きに行った。

「ユウナ~お久!
ところでさ、なんかクラスの空気おかしくない?
どうしたんだ? 」

「えっ?
ナズナちゃん、今朝のこと知らないんですか? 」


ユウナが、何やら気まずい感じで言う。



「ユウナこっちおいでよ! 」

モモカが、ユウナの席に来て、手を引っ張って行った。

「えっ? ちょっと待って下さ……」

ユウナは、びっくりしながら引っ張られて行った。
モモカの様子もおかしかったので、ナズナが、

「おい! モモカ! どうしたんだよ? 」

と、聞いた。しかし、モモカは、あたしを無視して行ってしまった。
無視された?
みんなどうしたんだ?