鯛焼きを4個食べ終えたあたしが、次に向かったのは、普通のレストランだった。


「あそこに、行こう」

「あそこって……レストラン? 」

「ああ」



あたしは、王子を引っ張ってレストランに入った。
席に着き、メニューを見る。



「なにか食べるの? 」

「ああ。ここの名物だよ」

「名物?」

「店頭に書いてあっただろ? 」

めっちゃ美味そうだよな!

「……もしかして」

「ああ。デザートバイキング」

ここのデザートバイキングは、しょっぱいのもあるからお得だよな。

「まだ、食べられるの? 」

王子は、驚いているようだ。

「全然、余裕」

あたしは、ケロッと答えた。

「……」