観覧車に着き、少し並ぶ。観覧車はさほど混んではいなかった。



「今度こそハルト様と2人きりだからね!
協力してよね! 」


モモカは、小声で言った。何回も言わなくても分かってるって……。

「ああ」

あたしは、めんどくさそうに答えた。





あたし達の順番が来て、

「ユウキ!行くぞ!」

あたしは、ユウキの手を引っ張って行った。
そのあとに続いて、ハルトが一緒に乗ろうとしたが、



「別々で!
閉めてください」

と、あたしが係員に言った。




こうして、ナズナ、ユウキペア、モモカ、ハルトペアに別れて観覧車に乗った。