5日目の夜……なぜか電気を止められ、明かりもつかなくなった。
多分、電気代を延滞していたのだろう。


暗い中、1人だと色々考えてしまう。
とても怖くて……寂しかった。


あんな父親でも、いるのといないのでは違うらしい。



父がいなくなって、7日目、あたしは、意識を失った……。









父がいなくなって、8日目。


「こんにちは。
返事がない。おかしいわね。
あれ? ドアの鍵が開いてる……」


あたしが学校に来ない上に、まったく連絡がつかなくなってしまい、心配した担任の先生があたしの家にやって来た。


「返事ないので、勝手にお邪魔しまぁす」





「……!?
……しっかりして!」




倒れているあたしを見つけた先生は、すぐに救急車を呼んだ。