あれからあたしと朔兄は二人で今まで生きてきた。



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「花。」


「朔兄・・」



「煉の顔、見てやってのか?」



あたしは黙って首を振った。



朔兄もまた、

黙ってあたしの手をひいた。




「煉・・」




煉はかっこよかった



最期まで



幸せそうな顔してた



みんなに見届けられて














あなたは幸せものだね