「そーいや、もうすぐ花の誕生日だな!!プレゼントなにがほしい?」



「・・朔兄」



「あ、ケーキはなにがいい?」



「朔兄」



「俺作れねえから買ったやつだけどな。それか二人でつくるか?
おう、そうしよう!な?楽しみだなあ~やっぱチョコか?いや、ショートもいい「朔兄!!」


あたしは言わなきゃならないんだ

朔兄に

一番傷つけた人に

言わなきゃ

謝らなきゃ




数秒の沈黙を破ったのはあたしだった





「朔兄、聞いて。」



朔兄は待て、とだけ言い


食器を全て片付けた後


もう一度あたしの前に座った。