マスタ−ドは、あの粒々の入ったのが、うま…


「じゃあ『to be』のロビーで、待ち合わせな!」


俺のどうでもいい思考を中断する卓。

どうでもいいけど…。




仕方なくMCを使って『to be』に、繋げる。

脳内で、景色が展開されていく。

白を基調とした綺麗なロビーに、俺は立っていた。


ロビーと言うよりか、ホ−ルって感じの広さだ。

観葉植物って言うのか、草や木が、数多く点在していた。

鑑賞用だろうから、観葉植物でいいんだろ?


天井もかなり高い。

吹き抜けになっていて、壁に沿う形で、通路が上にいくつか見える。

ロビーは、円形のだだっ広い構造で、上の通路から見下ろしてる連中もちらほらいた。


目の前には、案内所らしき物があって、その後の広い空間が、待ち合い室なのか、ソファやテ−ブルが並べられている。


「和彦!!」


感心しながら、辺りを見回す俺を呼ぶ声がした。

卓だ。


「すげぇな、これ。なんか、現実みたいだな?」

「ん?あぁ、ホントだな。…おぉ、すげぇ。」


俺に言われて、改めて辺りを見回した卓が、驚きの声をあげる。

お前、検索に手間取って、今来たばっかりだろ。