汰月の部屋に行ってみると、相変わらず整えられてる綺麗な部屋だった。



「相変わらず、黒好きなんだね。」



「…あぁ。」



「で、勉強って何をやれば良いの?」



「あれは、ただの口実だ。」



「口実?」



「お前を俺んちに連れてくるための嘘だ。」



やっぱり、あたしの記憶は正しかったんだ!



素直に汰月に付いてきた、あたしって何て馬鹿なんだろう…。



「でっ、この体制は一体なに?」



「ん?見ての通りだけれど」



今の体制は、ご想像の通り天井とあたしの間に、汰月の顔がある。



背中には、ベッド。



「…あんた、何がしたいわけ?」



「キス以上??」



「…………。」



神様、ついに汰月は頭がいかれたみたいです。