「ここだね…。1-3。」
「なんでとまってんのさ愛!はやく入ろうよ!!」

いや…。心の準備が…。

どんっっっ

「わー!!」

一気に視線が集まった。
そりゃそうだ…。
いきなり大声だして飛んで入ってくるんだもんね…爆

「おはようございま~す★★」

そんなあとうちとはうって変ってひとみはみんなにあいさつした。
おされたうちはあいさつすらできなかった…。泣

「お・・・おはようございます(*^_^*)」

一応笑顔で挨拶してみた。
教室から入って結構おくれちゃったけど…。

「ね…。席ってどこでもいいのかなぁ?」
「ぁ…。それ思ったぁ…。どこでもいいなら初日だし…不安だから愛の隣りがい~!!」
「なんじゃそりゃ…」

う~ん。どこでもよさそうだな…。

「ひとみ!うちあの窓際の空いてる席がいい!!」
「うん?ぁ!!あそこ?隣もあいてるしちょうどいいね!!」
「あそこにしよー!!」
「いいよー!!」

うちらは歩きだした。
そして窓際の席について荷物を降ろそうとしたとき…

ドカっっっ…。

いきなり荷物が机の上に置かれた。

「邪魔。ここ俺の席。」
「はぁ…?」
「だから俺の席!!」
「なんで?席自由でしょ…?」
「おれここがいいの。だから速くどけよ!!」

はぁ~~~~~~~~~!!!!
なにそれ!!
そんな理由ならここはあたしの席だっての!!

「ちょ!!そんなこと…」
「ごめんなさぁい…ここ座りたいんです。あたし人ごみ苦手で…外の空気吸いたいから  ぁ…ここ譲ってもらえませんか?」

ひとみぃ…。
色仕掛けでもなんでも交渉してくれてることには変わりない。
入学そうそう切れるのもなんだかしゃくだしね…。
ひとみにちょー感謝です!!