「とうとう…高校生かぁ。。。」

卒業式はつい4週間前だった。
なのにもうあっというまに入学式。
ときの流れって速いんだなぁ…。
中学最後の1年もすごく速かったし…。

鏡の前の自分を見て今までのことを思い出す。
中学最後の中体連でキャプテンとして胸を張れた。
そして優勝までできた。
体育大会では100メートルで2位だったけど…
それでもみんながすごいってほめてくれて…

って今考えると色恋沙汰が一つもないなぁ…。
今まで部活一筋だった…爆

高校はいったら…。
恋…。できるのかなぁ?
こんな部活馬鹿でも…。

「あ~~い!!!速く~!!!!!入学早々遅刻嫌だよー!!」
「ぁ!!ごめん~。もうちょっと待ってひとみ~」

小学生から幼馴染のひとみにせかされて私は用意する。
もうちょっと余韻に浸ってたかったのに…。

「ごめんごめん!!用意万端!!」
「も~!!ほんと愛は朝弱いよね!!」
「本当にごめんて~」

そんなことをしゃべりながら私たちは歩き始める。
早くも遅くもない、いつも通りのペースで。

「うちさぁ…。高校入ったら恋できるかなぁ…」

思わず聞いてみたくなった。とゆうより…
とっさに口にしてしまった。
口にした後に恥ずかしいと思った。
恋愛経験豊富なひとみの前でこんなことゆうのは…。

「う~ん…。無理じゃない?」

なんて言われて終わりだと思う。
まぁ…当然なことだと思うけどね?爆

「う~ん。今のままじゃ無理だね!!」
「やっぱし?」
「うん。でも愛が変わることができたらできるんじゃない?」
「え???」

思いがけない返事が返ってきた。
からびっくりした。