体力と魔力はつりあわない。




そう実感した日だった。






「夢羽・・・」

「はは・・・ごめんなさい。」


怒り気味の空におぶってもらって帰りました。




魔力は有り余ってるから異世界は壊れなくてよかったよ・・・・。



ホント・・・・。





「これからは、俺もついてくから。」

有無を言わせず物言いであたしを黙らせる。







「少し寝てて。」



空がそう言うだけであたしの瞼は自然に落ちる。


抗えない。









あたしは眠りに落ちた。