「・・・・金狐。」
小さく右に手をかざし金色に輝く狐を作る。
「ちょっとおつかいいってきて。」
そうあたしが頼めば
「・・・夢羽・・・体力使い果たしたんかい。」
呆れた声で聞かれる。
コレがあたしの使い魔。
手っ取り早いのはこいつ。
「コウ。はやく・・・・」
「わかったよ。空でええねんな?」
「うん。」
あたしが答える前にコウはもう行ってました。
・・・・って・・・ふざけんなぁああああああ!!
主人のいうこときけやああぁあああぁあああ!!!!
あたしのココロの叫びも虚しく
いや、ココロだからしょうがないんだけど。
消えて行った。