けど、最初に言った言葉だけ聞こえない。
まるで遮断されてるような・・・
「はい!コレはどうだい?」
おばさんが持ってきたのは、銀細工のネックレスだった。
天使の羽が銀でつくられていて、金の結晶石が中に埋め込まれている。
とても、
綺麗だった___
「おじょうちゃんはべっぴんさんになるよ!!」
そう言って、おばさんが子供にかけていた。
キラリと、光ったネックレスに強く、強く、
惹きつけられた。
「・・・っ・・・」
脳裏に、流れたネックレスの映像・・・
それがあたしの記憶を引き出した。
「・・・っそれ!!」
駆けだした。
その子に向かって・・・