手を伸ばしたまま、闇の中で佇む・・・




訳が分からない。





けど、無性に懐かしいと思うの。







「・・・教えてよぉ・・・」




呟いた言葉に反応するように闇が無くなって・・・






どこかの部屋にいた。






「・・・ここ・・・どこ・・?」





豪華な天井・・・
豪華な窓・・・




見たこともない?でも知ってる気がする・・・・






キィ・・と音を立てて誰かが入ってきた。




「!?」


慌てて隠れようとあたりを見回してたら・・・





「王妃様!!」



子供が入ってきた。