「・・・村の入り口に倒れてたんだって。」
おばさんが言ってた。
“それをあたしが見つけたのよ・・・”
そう言って笑って。
まだ、幼かったあたしに。
居心地は悪かった。
余所者。住まわせてもらってる身。
罪悪感が胸を占めてヒトがいないとこを求めてただ、歩いてた。
ヒトに見つからないよう。迷惑をかけないように・・・。
「・・・その時に、空に逢ったんだよね・・・」
遠いソラ。
青く、碧く、澄み切ったソラ。
その下に、貴方が走ってきた。
息を切らせて、後ろを気にして。
何かに怯えてた。
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