「夢羽!!」



コウの声があたしを呼びもどした。







「・・・・こ・・う?」




金色の毛並みがあたしの手に触れる。







「・・・夢羽、もう終わった。下に戻ろう・・・・」



哀しい瞳、





みんながあたしを見ている。





「う・・・ん、ごめんね、みんな・・・・」





静かに魔法を解くと・・・





あたしの身体は下に落ちていく。








___力が、ハイラナイ。









「夢羽!!」




ポフッ。