「・・・む・・・・だ・・・」




聴こえない。





けど、何かを話している。





ここは、どこの森?






綺麗な鳥が一羽飛んだかと思えば消える。





木々があたしを、いや、その人を取り囲むようにしてたっている。










目の前の女の人、顔を見たいのに、髪が顔にかかって見れない。





「・・・・あの・・・」





手を伸ばして声をかけても反応はなく、変わりに・・・







光が、



放たれて・・・









『何か』が無くなった。