「空・・・!!」



コウの背に乗った夢羽が俺の名を焦って呼ぶ。




「・・・・夢羽。」



俺しか見えてなかったようで夢羽の名を口にした太陽を見て、夢羽は驚いていた。







「た、・・・・いよ・・」




困惑した様子で俺を見る。




俺は優しく頷いて“殺さないよ”そう言った。








「!!太陽!!」



その瞬間、



夢羽が太陽に抱きついて





「・・・バカっ!」




ギューっと効果音が出そうなくらいきつくきつく抱きしめていた。





「・・・・・・」




その動作に顔をしかめる。