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風が変わった・・・。





「夢羽が・・・来る・・・」


目の前に倒れている太陽を見る。


そして、語りかける。



「・・・起きろ。そんなヤワじゃないはずだ。」


太陽の指がピクリと動き・・・・



「っぅ・・・」



起き上がった。



「・・・お、れは・・・」




困惑し、自分の掌を見つめている。




当たり前か__



「お前は何故、そんなん殺されたがる。」


「・・・・」


「堕ちてしまったからか?じゃぁ、自分を自分で殺せばよかっただろうに。なのに、それをしなかったってことは・・・・


堕ちてもなお、夢羽に逢いたかったからだろう?」


「・・・・・」




そして、太陽に剣を向け



「なら!!生きて果たせ。お前の願いを。」



叫んだ。